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青山学院大学少林寺拳法部「部ログ」

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9月2日 四日目

雨。いつも通り。献血をした位。
(予め日記に記すのを忘れてしまいまして、とても早く寝てしまいました。)


写真は毎年恒例の献血組集合写真

9月3日 五日目

昨夜尋常ならざる早さで眠り込んでしまったお陰で、本日は然程睡魔の襲わざる朝であったけれども、連日の雨模様はすっかり去ってしまって、少し晴れ泥むじめじめとした気候であったから、歩調を決行した。

朝食を済まして外を仰いでも、雲の合間から顏を覗かせた朝日が淡い橙に雲を染めている綺麗な空である。

作務を終えて、基本練習を終えて学科の時間になった。

此の学科で少林寺拳法の特徴を学んだので、初心を忘れるべからずの精神でもう一度復習するとしやう。

--少林寺拳法には6つの特徴があり、それらを逐一述べると次のようになる。

力愛不二
拳禅一如
組手主体
不殺活人
守主攻従
剛柔一体

此の中で就中尚武されるのは、力愛不二と拳禅一如の二つである。

力愛不二とは、慈悲心や正義感に溢れていても、力がなければ、誰かの役に立ったり、助けたりすることはできず、また、どれだけ力があっても、誇りや信念がなければ、正しい力の使い方はできない。力と愛、理知と慈悲の調和こそ、少林寺拳法の行動規範である。

拳禅一如とは、「拳」は肉体を、「禅」は精神を意味し、身体と心は別々のものではなく、互いに影響を及ぼす一体のものである。少林寺拳法では、身体と心を、どちらかに偏らせることなく、バランスよく修養する。

嘗て柔道連盟の或止ん事無い方が、
「柔能く剛を制す、剛能く柔を断つ」という金言を殘されたようであるけれども、果たして少林寺拳法も同じような事が云える。そう云うのも、武道を修練する に稽古や練習を片寄らせるのは言語道断であり、少林寺拳法は元来日本武道の剛と柔とを均衡良く取り入れたものだから取り分けそう云えるのである。
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本日は団体演武の發表日であった。

言葉の壁に躓いていたが、1日に書いたように波に乗っていた我々のチームは、破竹の勢いで上達していき止まる事を知らずにいた。休憩の際には適当に英語でお話していた。

さて、団体演武の發表は少し失敗してしまった所はあるけれど、終わり良ければすべて良し、成功したと云っても好いだろう。私一個人としては海外の拳士とこうして4日間組めた事は貴重な体験として一生忘れる事はないだろう。本當に感謝で一杯である!!!

練習が終わり、民宿に戻って晩飯を食う。未だに雨が溟濛と降り、花火大会も二回生主催の肝試しも出来そうにない。
其処で民宿一件を丸々お化け屋敷にしてしまい、肝試しの代わりをやろう!という提案が生まれた。



我々が別館で待ち惚けしていると、漸く準備が整ったようで源と大関が乗り込んで行った。
やはりお化け屋敷なんだから、お化けに恐戦く女性をひしと抱き締め、大丈夫だよと囁き男らしさを十二分に発揚したいものであるのに、不幸ながら私のペアは手島(男)であった。畜生。

柴田と阿久津ペアはすぐに出てきたが、上西と草間のペアが中々お化け屋敷から出てこず、私は苛々しはじめ、こっそり除きに行って、あの二人は何をしている んだと探求しようかと思っが、待つこと数十分ようやく別館に戻ってきて、早速私と手島はお化け屋敷化した民宿に足を踏み込んだ。

電気を燈さず真っ暗になった玄関を開けると、ストッキングを被った小出が出てきて「マシュマロ食べませんか?」と懐中電灯を顔に照らしながら問い詰めてきたから、私はびっくりして云われるがままに摘まんだ。
「私はこの屋敷の主ですが、私の宝物のエロ本をなくしてしまったんです。ちょっと探してきてくれませんかね」と慇懃に云うものだから面白かった。

彼が云うに先ずはトイレ、次に浴槽を見て、二階に上り、3部屋すべてをみてきてくれという事だった。

私は懐中電灯を持って、手島を先に行かせた。雨がしとしと降る幽かな音が静かに聲をあげる意外に何も聞こえない静謐の中、恐怖は一層膨れあがり、全く頼りないと自分でも思った位だったから、女の子とペアでなかったのはどちらかと云うと僥倖であったのかもしれない。

云われるがままにトイレの扉をあけると、変態な格好をした小杉が変態な事をしていて驚かしてきた。あの暗闇にあるからこそ、小杉の変態さは怖さを帯びてい たが、電灯の照る中にもし彼の姿があったら、いかほどに面白かったろう。兎にも角にも、ビビった反動で懐中電灯を落としそうになりつつ、今度は浴槽へ向 かった。

浴槽に行ったら必ず濡らされるだろうと予想していたから、手島を先に斥候させてみると、案の定水鉄砲が飛んできた。どうやら藤代が撃っているらしい。電灯で詳らかに浴槽を照らしてみると、なんと赤いインクで壁にHelp meと書かれてあって、その周りに手の跡がベタベタと血のように付着してあるから、とてもリアルな仕上げになっている。藝が細かくて、恐怖より感嘆の心持 が少し優った瞬間だった。

二階にあがろうと階段に足をかけるや、トイレから勢いよく白い仮面を被った山口がM字開脚したままどたどた追いかけてきて、これまた非常に魂消た!!(彼は後に、これを妖怪M字開脚と命名していた)

二階にあがって右端の部屋に這入ると、テレビが一人手に着いて、ザーと砂嵐が表示される。真っ暗な室に砂嵐である。ビビる。こりゃアカンと手島を先に先行させて部屋中を検めさせたが何事もなかったようなので、となりの部屋の扉を開けた。

すると馬の頭をした人型の怪物が、こうべを烈しく上下に振り回していて、かなりノリノリで驚かしてきた。また懐中電灯を落としそうになった。多分久松がやっているのだろうと思った。手島はにやにやしている。

最後の一室に這入る。
比較的廣い一室には散らかっている布団やみんなの持ち物が散乱していて、恐怖心を増進させるには申し分ない環境であったが為に、再び手島先行させて、部屋中を歩き回らせた。するとテレビが自然と着いて再びざぁーと砂嵐を映し出した。
今度も砂嵐かと油断していると、机においてある携帯電話がピロリピロリと鳴り出してかなりビビった。私が応えるのは蛇蝎の如く嫌ったものだから、手島が苦笑いとニヤニヤと失笑とを交えた表情で電話に応じてくれた。

「何て云ってる?」
「何も聞こえないッス」
「え?マジで?」
ホッとして電話に耳をあてると、

「うふふふふふふ!!!!!」

と、甲高い笑い声が聞こえてくるではないか!!!!!馬鹿野郎!!

ストッキングを被った小出が、「あ、もしかしたら、この室にあるかもしれない。すみませんが降りてきてください」と下から頼んできて、私は仕切りに周りを注視してビクビクしながら一階へ降りた。

残るは一階の広い女子部屋である。勿論手島を先行させて、部屋を見渡すと鏡の前に念願のエロ本がっ……

この後の出来事は餘りに千原が怖すぎて、此処に記載するのも憚れる…。


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